プッシュ通知といえば、携帯電話・スマートフォンなどでお馴染みですね。
お知らせや更新通知をそのアプリを使っていないときや、スリープ状態にしている時にも届けてくれるあの仕組みです。
そのような通知方法をウェブブラウザでも実現してくれるのが、Webプッシュ通知です。
ユーザーがウェブページを閲覧していないときでも、あるウェブページからのメッセージやお知らせを受け取ることができるようになります。
最近、Webプッシュ通知を自分のサイトや、ウェブアプリに組み込めるサービスがたくさん出てきたので、その中でも無料で使える・無料プランが用意されているサービスを紹介します!
Pushnate
日時を指定しての配信や、RSSのURLを事前に登録しておき、RSSの更新内容を配信する機能があります。また、ステップ配信として、あらかじめ設定しておいたスケジュールにそってプッシュ配信する機能があったりと、配信方法が豊富なので適用範囲は広そうです。
対応プラットフォームは
JavaScriptを配置することによって、独自ドメインを利用した配信も可能です。
Push7
一般向けとエンタープライズ向けがあります。無料で利用できるのは一般向けです。
iOSアプリを用意することでカバーするプラットフォームを広げているところが面白いです。ユーザーにアプリのインストールを促すのは難しいとは思いますが、現状iOSに対応するには、この方法しかないので仕方がないのかなと思います。
公開APIが用意されているので、外部からプッシュ通知の配信を行うことができます。既存のCMSや、WordPressと連携させたりすることができるのは嬉しいです。
対応プラットフォームは
iOSはPush7の用意するiOSアプリをユーザーがインストールすることで対応。
bpush
配信時間を指定してのスケジュール配信や、RSSの更新をプッシュ通知することができます。
また、Push7と同様に公開APIが用意されているので、外部からプッシュ通知を行うことができます。
対応プラットフォームは
プッシュさん
配信予定日時を指定してプッシュ通知を配信することができます。
機能はまだ少なく、対応プラットフォームもAndroidのChromeのみです。PCのChromeには近日対応予定だそうです。
対応プラットフォームは
まとめ
簡単にですが、無料プランがあるWebプッシュ通知サービスをいくつか紹介しました。
今回Webプッシュ通知サービスを調べたのは、ウェブアプリで長い時間がかかるタスク(例えばたくさんのファイルのアップロードとか)が完了したときに、そのタスクの終了をユーザーに通知できないかなと思ったのがきっかけでした。
Webプッシュ通知はまだ新しいブラウザでしか利用できない等の制約がありますが、サイトを離れていてもメッセージを届けることができる仕組みなので、今後多く利用されていくと思います。

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