この投稿は Electric Imp Advent Calendar 2015 の1日目の記事です。
Electric Imp
最近 Electric Imp というプロダクトがあることを知りました。
Electric Impは IoT デバイスを開発するためのプラットフォームです。 ネットワークに繋がるIoTデバイスが簡単に開発できるのが特徴で、コンセプトとしてはSpark Coreと似ているようです。
Electric Imp は imp Module という名前で何種類かのモジュールを提供しています。 開発用モジュールとして imp001 というSDカード型のモジュールと、プロダクション用途として imp002, imp003, imp004, imp005 というメモリやモジュールサイズや、GPIOの違った特徴をもったモジュールが用意されています。
imp002, imp003, imp004の詳しい違いは、モジュールの比較がわかりやすいです。
これから標準開発キットの imp001 + ブレークアウト基板をつかっていろいろ試してみたいと思います。
imp001 card とブレークアウト基板
自分は Digi-Key から購入しました。 imp001 card が $25.5、ブレークアウト基板が $10.2でした。
imp001 card の外観はこんな感じです。
サイズ感がわかりにくい写真ですが、SDカードと同じです。
SDカードと見た目はそっくりですが、SDカードとして動作することはできないようです。なお、端子部分はGPIOになっています。
中身はWiFi機能とimpOSというOSを動かすためのプロセッサで構成されていて、デバイスで動作させるコードは、WiFi機能をつかってこのカード内にデプロイされます。
imp001のデータシートはこちら。
こちらはブレークアウト基板です。
今回購入したものにはピンヘッダは同梱されていなかったので、ブレッドボードに挿して使うには別途、ピンヘッダを用意する必要があります。
ブレークアウト基板のデータシートはこちら。
Impの開発環境
Electric Impの開発はWebIDEを使って行います。Web上でデバイスで動かしたいコードを書いて、デプロイボタンを押すだけでデバイスで動いているコードを変更することができます。 ここからimpCloudのAgent用のコードもデプロイできます。Agent用のコードを書くことでインターネット経由でimpデバイスを制御することができるようになります。
次回はimp001をセットアップするところをやりたいと思います。